いろいろ考えて立ち止まるより、今できる範囲でやりましょう。そう思ったら、ふっと楽になって、8回分の授業メモを作りました。簡単なデッサンにすぎませんが、とりあえずほっと一息。
 大学ではじめて教わった先生は、いつも指先に小さな紙片を持って講義をされていました。いつでしたか、一度だけ、授業の終わった机の上に置かれた小さな紙をのぞいてみたことがあります。ふりかえると、先生がにこにこしながらみつめておられました。「先生、読めません!!」「・・・」(たぶん、ほほえんでいらしたと思います・・なにしろ、字が小さいうえに、流麗なドイツ語筆記体で書かれたメモでした・・)
 とにかく、拙いメモは出来たとして、午後は久しぶりに街へ出かけました。用事を済ませ、しばらく散歩して・・元気になりました。