とちの実大会

 はじめての話を8回分用意するのって、予想していたとはいえ、なかなか大変です。話せそうなことを8枚の紙に書き出していると、広い試験場で真っ白な答案用紙を埋めていた頃を思い出します・・
 何か思うとぽつりぽつりと書いている。葉っぱの上のしゃくとり虫になって、少しずついきましょう。

 昨夜は、ずっと並べてあったロアルド・ダール『一年中わくわくしてた』(原題"MY YEAR")の「9月」を読みました。イギリスの子どもたちの秋の楽しみに、橡(とち)の実大会があるそうです。強いとちの実を作ろうと思い思いに趣向をこらして楽しそう・・どんぐり拾いを思い出します。水彩画タッチの挿し絵から、子どもたちの声が聞こえてきそうです・・