初夏
昨日はいろいろと
料理を作り
ご近所に
おすそわけ
落ちついた
一日でした
今朝はなにごともなく
初夏のような晴れ
宿題をやりながら
過ごします
今朝は
三木清「人生論ノート」の
「成功について」の章を
読みました
「幸福について」を先に
読み直した方がいいと
𠮟られそうですが
(ん? だれに?)
なんにも成功していない
私の分に合わない
「成功について」を再読
「近代啓蒙主義の倫理における幸福論は幸福のモラルから成功のモラルへの推移を可能にした。成功というものは、進歩の観念と同じく、直線的な向上として考えられる。しかるに幸福には、本来、進歩というものはない。」
「一種のスポーツとして成功を追求する者は健全である。」
「近代の成功主義者は型として明瞭であるが個性ではない。」
「古代においては、個人意識は発達していなかったが、それだけに型的な人間が個性的であるということがあった。個人意識の発達した現代においては却って、型的な人間は量的な平均的な人間であって個性的でないことが生じた。現代文化の悲劇、或いはむしろ喜劇は、型と個性の分離にある。そこに個性としては型的な強さがなく、型としては個性的な鮮やかさのない人間が出来たのである。」
「私は今ニーチェのモラルの根本が成功主義に対する極端な反感にあったことを知るのである。」
うーん いま
読み直しても
やっぱり晦渋な
三木の言葉
学生時代の私と
同じように
いまだに
よくわからない章
いまの私には
難解というより
言いっぱなしの
ぶっきらぼうに思える
ところもあります
それもともかく、、
現代は幸福が
置いてきぼりになったこと
個性に型的な強さと
鮮やかさを期待すること
なんとか
その2つは
入り口にたどりついた
気がします
「幸福について」の章を
やはり読み直してから
「成功について」の章の扉を
もう一度ノックしたくなりました
どうぞよい午後でありますように☆..