哲学の先生方

しばらく続いた体調不良に飽きてしまう
とにかく休養して(=細切れ休暇取得)、
この状態にさよならしなくちゃ!


なにかの用で職場にやってきた、かつての同僚がニヤニヤしてる
「言っていいのかな、、。少し、、やつれたんじゃない?」
「そう・・? 慢性の体調不良かも?」


ダイエットしてないのに、痩せたなんて、病気見舞いか褒め言葉かしらん?
うーん、きっといろいろなんだわ。


(ここでひといき)


哲学を学んだあと、法律に携わって長くなりました
(思えば遠くに来たもんだ!)


でも今、後悔したとも、回り道したとも思いません
哲学の庭から踏み出して、知らない世界を学ぶことが楽しくて、
一番幸せな時期だったとおもいます



法学の世界に移ってから。
法律家になったねっていってくださる先輩方がいらして


不思議で涙がでました
忘れられません、、



哲学のちいさな庭で育てていただき、いつの間にか法律家になったのかしらん?



なんとなくそう思いながら、わたしの根っこはやはり哲学と哲学史の世界



どこで暮らしても変わらない故郷なのかもしれません



哲学&哲学史の先生方が扉を開いてくださった世界
愛情深く見せてくださった時空を超えた世界



海を越えていらした先生方が、故国を思い、まわりを気にせず見せた涙
折々一緒にいただいた一杯のお茶



「先生、こちらの器はお湯呑ですか? お酒のおちょこみたいです?」
心で思うけれど、
「これでお茶を飲むとおいしいですよ」って先生は懐かしそうなニコニコ顔



先生はベルギー生まれ。
お気に入りは、萩を旅されたときの志野のお猪口でした



年端ゆかない私と先生方のくい違いはいつも山ほどありました
けれど、揺るがないものは、教えてくださった哲学史でした


いつもはじまりはギリシャの自然哲学。
そう、、そこに戻れば、すべてが共有でき、そこからすべてが新しくみえてくる



今、朝夕に話しかけるちいさなベランダの話だって、
きっと先生は微笑んで聞いてくださって



心に染みこむなにかをおっしゃるのだろうって
わかっているのです♪