かたつむりの唄

 春の気配・・。
 ランチタイムぶらぶら。

 通りの店先に、桜の若木
 花はほころんでいました。
 薄紅を雨に梳いたしとやかな色・・。

 思わず目に入った花を、花と感じる。
 思わず耳にしたことばを、ことばと感じる。
 思わず感じたなにかを、こころと感じる。

 こころって、葉っぱのうえやコンクリートの壁にくっついているかたつむりの角みたい・・。
 やわらかくって、指をふれるとひっこむの!?

 (そして、また次の日の雨上がり。こわがりのかたつむりさんは、だれもいないのをたしかめて、そうっと角を出してみるのです。・・??)