リュックサックに敬意をこめて

 判決を読み始めると、どうしても悪戦苦闘になってしまう。”わかる”までの道のりがなにしろ遠い。沢山の判決を整理しなければならないとなると、ジャングルに迷いこんだ気分になる。
 何度も投げだしそうになりながら、やはりこの道を歩きたい。立法までの道のりを思えば、今の道のりなどおそらく平坦に見えることだろう。立法に尽力された先生方からご覧になれば、小石にいちいちつまづいているようなものだろう。
 リュックサックに宝物を詰めているよう・・きっとそうなんですね。