関東筍
木曜日の朝
いつものように
玄関のベルが鳴り
採れたての野菜を
乗せた軽トラックの
荷台をのぞく
祖母が元気な頃から
お世話になっている
今日は筍がいっぱい
さっそくひと皮むき
お米で下ゆで
夕飯のおかずに
「気をつけて」と
言葉を交わし
軽トラックが
走り去るとき
庭先のチューリップを
見てくれたかしら☆
🌷🌷
辰巳浜子先生の
「料理歳時記」に
関東筍の一節を
みつけました
「堀りたてでも関東筍は、糠と赤唐辛子を加えて最低4、5時間は茹でつづけ、
むらしてから味をつけなければなりません。」
旬の野菜が
手元にあるとき
宝探しのように
つい見たくなる本
どの一文も
庭や台所に立つ
割烹着姿の
浜子先生☆