お魚やさん

 立春といいますが、冷え込みます・・。
 朝の夢は、大好きな光景でした。
 美術館を出たときにみる、街路樹や木々の緑。駅までの道。
 入り口までの光景とおなじなのに、ちがってみえることがよくあります。
 知らぬまに、展示された絵や彫刻を外界に投射しているのでしょう・・。
 
 夕方ちかく、鮭のひと切れを買いに商店街へ。
 お魚やさんの店先で、先にお年寄りがひと切れ。
 ガマ口をいじりながら(?)、ひと袋を渡している。
 「すみませんねえ」「??」
 袋を手にそのひとを見送って、お魚やさん、袋のなかをのぞきこむ。 
 「大福がいっぱい、あと・・お芋も・・!」「!?」
 奥で包丁を握るシャイな息子さんも顔を出し、くすくす笑い。