残り雪

 寒空の帰り道。道路わきの残り雪。
 路地の奥、すこし溶けて凍った雪だるま。
 ずいぶん冷えた坂道をのぼる。
 坂の上の夕陽は、うすく優しい色。

 用を済ませて帰宅。
 あとは、体調管理と、資料読み。
 歴史、思想史、古典学・・そして、昨今のこもごも。

 古典は御破算になっていないとおもうのです・・。
 役に立たないと言われ慣れ、言い慣れているけれど、学んで幸せ。
 紀元1世紀やら、2世紀やら・・??
 遠いはずの古典が、いつまでも現在的で包容的であるのは、先生がすばらしかったからなのでしょう。

 「遠い国で生まれた私たちは、似ていますね!?」「??」
 先生、いつまでもお元気でいらしてください・・。