堀炬燵の思い出

 冷たい雨の一日。
 風邪引きそう・・。(ダメ!!)

 祖母と堀炬燵でおしゃべりした冬の日がなつかしい。
 じゃがいもやら薩摩いもやら、にんじんやら牛蒡やら・・どんどんむいてしまう祖母の手先をみつめながら、おしゃべりが楽しかった。
 わたしの仕事は、お蜜柑をむいては食べるだけ。

 「あんまり食べると手が黄色くなるのよ。」「??」
 心配そうに孫の掌をみつめていた祖母でした。

 細っぽちが、蜜柑を10個も平気で食べていたのは、おこたに一緒に入っていたかったから。
 あったかくて楽しいのだもの!!