ゆらめく蝋燭

 ちいさなころから、人生をやり直したいくらい、幸せな、昨夜のパーティ。みんなが幸せ。なぜなの?? みんなが心を許しあっている。なぜなの?? 本当は、だれもがわかっている。だって、わたしたち、このひとが好きなんだもの!(・・お目にかかったことないのに!?)
 子ども時代にあこがれたヒーローって、大きくなってもずっとあこがれなのですね。そのひとは、子どもの心に、火を灯していらしたのですね。・・ちいさな頃、誰にあこがれていたかしら?
 ケーキの上でゆらめく蝋燭の炎。点火してから練習する、ハッピイ・バースデー。「いつも、本番中に思いつくんです・・すみません」「わかるわ。でも、蠟がクリームに落ちそうです!!」「・・」
 蠟が溶けたんだか、セーフなのか、よくわからない苺ケーキ。爽やかで、甘くておいしい一切れでございました・・