ある民法学者の講話

 今日は、都内の私大である民法学者の講話を拝聴。テーマは、近時話題(?)の「債権法改正」について。
 学者の視点と市民の視点を区別し、市民の目からとらえた「債権法改正」のお話をされていらっしゃいました。フランスの「こども会議」と立法措置の関わりなども引き合いに出されながら、面白いお話でした。テーマは「債権法改正」なのに、フロアからの強力な質問が「両性の合意による婚姻」についてだったこともほほえましいかぎり。これでいいのだと、ホットする光景でした。
 小さな法律が社会を変えるきっかけになった好例として、製造物責任法に言及された点は、静かな驚きを受けました。学生時代にしゃかりきに勉強した身にとっては、どこか嬉しい限りです。
 活発な質疑のあと教室を出て、おしゃれな土曜日の午後の通りへ。いつもと変わらないのに、どこかが違うような、うれしくてくすぐったいような感じ。
 思わずブログを始めたくなったのが、このレクチャーというのも、きっと何かのご縁。ありがたく、末永く、記憶にとどめましょう。