父の本

なりゆきで
生きてきた私にも


さすがに悩む時が
やってきたらしい


毎日悩む
明けても暮れても


悩む
ひとりごとより


父と話したくて
父の本を読んでいます


父の書き込み
頁に挟んだ


茶店の紙ナプキンに
馴染んだ字


父が「お前、これ読んだか?」
と話しかけてくれるようです