花火

去年の今頃
川辺りの店で


人と話していて
言葉につまり


俯いたことがあった
初対面の方に


何か聞かれ
何と言ってよいか


困ったのだった
離れた席から声がした


「見なさい」
「??」


その人の指差す方に向いてみた
「もっと上っ!」


「!!」


窓の外
夜空に花火が上がっていた


言葉もなく
ただ花火を見つめた


帰る道
新幹線のなかで


淀川花火と知った
あれからちょうど一年、、♪