シソ

いくつも台風がやってきて


すぐそこまでの買い出しに
何度も雨やどり


夏は庭の紫蘇が大活躍しています
青じそに赤しそ


なんといっても素麺の薬味

竹輪に和えて
アジ寿司、空也蒸しに添えて


モロヘイヤや小松菜と和えてもおかずになります



辰巳浜子さんの「料理歳時記」から引用します


「毎年こぼれ種であちらこちらと足の踏み場もないほど芽を出すのがしそと蓼です。(略)


春まだ浅い頃、粟粒のような芽を見つけると、それが慣わしのようにちょっとつまんで前歯で噛んでみます。本性たがわずたしかな蓼としそです。(略)


大きくなられては困るところから、どしどし摘みます。(以下、略)」



わたしの哲学の師匠は
どれほど尊敬していても


尊敬する方が存命の間は
その方の名を示して書いてはいけないという決まりを持っておられました


どれほど尊敬したとしても


後輩の言葉でその方のすばらしさを
さもありげにさえぎってはいけないという考え方なのでしょう


驚きましたが
哲学でその決まりを守っている自分があります



辰巳浜子さん



こぼれ種であちこち広がった庭のしそを摘みながら
引用させていただきたいと思いました