路地

緑深い土地に忽然とあらわれた新興住宅地。
生まれ育ったのはエドワード・ホッパー的蛍光灯に照らされたところ。
ホンマタカシ的な奥行きをもたないところ。


家からすぐの古い大池にはいまも黒めだかが生息。
水ぬるむころにはおたまじゃくしがうようよ。
卵がぬるぬるかわいい。
春から夏の雑木林はうぐいすの隠れた練習場。
失敗ばかりのホー法華きょを辛抱強く聞き慣れています。
夏は湧き水に蛍・・!(大切です。ずっと生息してほしいのであんまり言いたくありません)


子どもの頃から大好きなものは、ずっと大好き。
いまも飾りがなく、ただそのまま。


梅雨の晩・・ほっと過ごすひととき。
下町の路地を歩きながら、生まれ育った土地を思い出す。
あすもまた下手な手紙を直しましょう(こちらも、あんまり言いたくありません・・)


そうそう夏の会、お返事しなくちゃ。
Good night!