ガラスのかえる

 2、3日前だったでしょうか。
 通りすがりに、ガラス細工のかえるさんを発見。見惚れる。
 あまりに屈託のない、尊いお姿・・用事を忘れ(?)、迷いに迷ったあげく、なぜか代わりに月うさぎの箸置きをひとつ。
Oh,my God!!
 かくしてわが家に、少しばかり小粋な箸置きがぽっつん。まことに情趣深い次第。
 ですが・・ですが・・日に日にガラスのかえるさんが気になりまして。
 なんと申しましても・・かえるさんの頭のうえに、つるを伸ばしたみどりの葉っぱの雨傘。またそのうえに、ちっちゃなお魚が一匹。
 「もしもし金魚さんですか? ・・もしやあなたは金魚さんですか? あの、ずっと夏のお手紙出したくて・・」「・・なんぞ用かな!?」