初夏の追善

 初夏のような爽やかな日。
 いつものお豆腐やさん。絹を買いに来られたお年寄り。「きぬ、売り切れなの」といわれても、あきらめきれない。なんだか、かわいそう。
 やわらかいきぬは、お年寄りの好物と知る。このまちで知ることは、なんでも嬉しい。


 近くの古い邸宅では、追善落語会。往時を偲ばせる近代的な日本家屋。
 その旧宅で落語会を開いていらした噺家さんだったそう。お弟子さん方の心を感じるチラシ。
 そろそろ、始まったころでしょうか・・? こころが静かになります。