花を思う

 帰り道。ちょっぴり肌寒いけれど、やはり春。
 家で一日の終わりを感じられるのは、とても幸せでございます。
 ほころんできた蕾をみながら、ひとりでににこにこ。葉っぱもそうですが、花びらの造形って一枚一枚、どの時点でも不思議なくらいバランスがとれております。花と花の間隔とか、向きとか、葉と葉の間隔とか、向きとか・・どこからみても絶妙。
 ちいさい頃、庭の花の絵ばかり描いていました。夜になると、暗くなった庭の花を思い出して、続きを描いていました・・また明日にしようか。油絵の具でべとべとのキャンバスの前で思い悩んだ頃が、懐かしい。